ポカリスエットは、1980年の発売以来、一度も成分を変えていません。なぜか。それは、人の渇きを徹底的に研究して生まれた飲みものだから。人間のカラダが変わらない限り、ポカリスエットは変わらない。つまり、いつの時代になっても、どこにいたとしても、渇いたカラダを素早くうるおすことができるのです。人類が宇宙で暮らす日が来ても、ずっと人間のそばにいたい。ポカリスエットはそう願っています。

古来から、月は人間のバイオリズムに大きく影響していると言われてきました。月、そして母なる宇宙への挑戦とは、私たち人間の生命の起源への挑戦とも言えるのです。遥か月面から地球を振り返ったとき、果たして何が見えるのか。人間のカラダをとことん考えるポカリスエットは、月面から見えるその景色に、今から胸を高鳴らせています。

近年、月に関する大発見がありました。なんと月面には水が存在し、しかもその水は、地球の水と同じ組成である可能性があるのです。私たちは、今回月へと届けるポカリスエットの粉末を、月の水で溶かして飲むことができる未来を夢見て飛び立ちます。遥か月面へと降り立った人類が、月の水でつくられたポカリスエットを口にする日。その瞬間を、38万キロ彼方でいまかいまかと待ち続けたいと思います。

私たちは今後、この新たな宇宙開発の時代を長期的に支援していきます。日本だけではなく、宇宙開発が勃興しつつあるアジアの子どもたちへ。彼らに夢を与えられるような取り組みを、次々に実施してまいります。このプロジェクトのゴールは、決して月面にドリームカプセルを置いてくることに留まりません。これは新しい宇宙時代の始まり、そして、子どもたちが宇宙へと夢を馳せる始まりなのです。

ポカリスエットは今、一緒に宇宙へ向かう乗組員を募集しています。ロケットに乗りこむのは、キミの夢です。キミが記したその言葉がメッセージプレートに刻まれて、38万キロ彼方の月面へと降り立つのです。これから先、くじけそうになったときは月を見上げてください。月に誓ったその言葉がきっと、再び走り出すための力になる。夢を向いて、生きよう。

私たちは、みんなの夢をのせて月へと飛び立つカプセルの鍵となるリングをつくりました。名前は、DREAM RING。いつかキミが月面に降り立つその日、ぜひこのリングでカプセルを開け、今日記した夢ともう一度出会ってほしい。そのとき、一緒に入っているポカリスエットの粉末も月の水で溶かして味わってみてくれたなら、私たちにとって、それ以上のよろこびはありません。