西洋竹馬(スティルト)にジャンプ機能を付加したジャンピングスティルトを装着し3mも跳躍すると、前宙やバック宙、開脚跳びで空中を自由自在に跳びまわった。
彼は、かつてないアクロバティックな身体拡張パフォーマンスを披露するTeam ANDZのリーダー、KAZU。全国のイベントやショーなどで演技するほか、体験会を開いたり、専門学校で教えたりしている。ジャンピングスティルトを日本中に広めるのが夢だ。
きっかけは大学4年のときに見たネット動画。
直感で楽しそうと感じ、独学でジャンプを身につけた。「最初は公園のフェンスにしがみついて歩きました」と笑う。以前は練習場所にも不自由したが、ゴミ拾いなどの地道な努力で公園内での練習を認めてくれるまでになった。「全国に専用のパークを作りたい」「学校の授業に採用されたい」「オリンピックのセレモニーに出たい」など、チームのみんなとやりたいことを山ほど話し合っている最中だ。
口に出したり、言い続けたりすることで、
それに向かって動いていく。
ジャンピングスティルトが教えてくれました
彼らの夢に限りはない。
ジャンピングスティルトとともにどんどん大きく膨らんでいる。
KAZU(竹下 一雅/Team ANDZリーダー) 1984年生まれ、東京都出身。大学卒業後、日本初のジャンピングスティルト・パフォーマーとして活動開始。4年前、新体操の経験を持つDo-1とHamaChanと一緒にTeam ANDZを結成。イベントやショーなどのアトラクション出演のほか、専門学校の講師から、身体拡張をテーマにした東京大学教授とのトークセッションまで活動の幅を広げている。
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