「こんにちは~」。明るい声で出迎えてくれたのは、都内のフレンチスクールに通う13歳。母親の仕事の関係で世界を周り、そのとき撮った写真や、描いたイラストをSNSに投稿したところ、おしゃれ女子に注目され一躍大人気。これがサマンサタバサの目に留まり、昨年12歳でデザイナーに就任した。学校の勉強を頑張りながらデザイナーという大役を果たす彼女。「Stop wishing Start doing(願うのをやめて、行動をしよう)~自分にとっていい経験になると思うの」と自分なりにしっかり受け止め取り組んでいる。
描くのは、プリンセス、花、鳥、恐竜、バッグ、靴など大好きなものばかり。下書きせず、さらりと描いてみせる。読書も好き。本棚に7~800冊、アプリに100冊ほどアップされていて、地球温暖化や水質汚染、子供の病気などの話をしてくれた。
「私のバックパックにはいろいろ入っているの」興味を持ったさまざまなことをインプットし、新しいことにチャレンジする姿を、自分自身でこう例える。語学も得意で日本語のほか、フランス語、英語、スペイン語も上手に話す。「いまはロシア語とアラビア語を勉強中なの」という。
いろんな人に会って、
いろんな世界のこと、
みんなにシェアしたい。
今年、初めてアフリカのガーナやケニアを訪ねた。現地の子供たちと交流するなかで、自分が見たこと、思ったことを、SNSで発信しはじめた。行動する13歳の目はキラキラと光輝いていた。
ララ(デザイナー) 2005年生まれ。東京都出身。4年前に始めたインスタグラム(@fa_la_lara)に投稿したイラストや写真が人気となり13万人以上のフォロワーを持つ。昨年12歳でサマンサタバサとデザイナー契約。同社がサポートするNPO法人Dooooooooのガーナ支援プロジェクトに興味を持ち今年より参加、情報発信中。
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