hydration 水分補給について

どうして汗をかくの?

体温調節の大切な役割

人は日常のさまざまなシーンで水分を失っています。

スポーツのときや、お風呂に入っているときだけでなく、寝ているとき、通勤・通学のとき、そして、オフィスや学校で座っているだけでも汗をかいています。そんな汗には「体温を一定に保つ」という大事な役割があります。体温が上がると汗が出るのは、汗が蒸発するときに身体の表面の熱を奪って、身体を冷やしてくれるからです。夏に道路に打ち水をすると涼しく感じるのと同じです。

このように、汗が体温を一定に保ってくれているおかげで、私たちの身体は正常に機能することができ、健康に保たれているのです。

身体の中の水分の働き

身体の中の水分(体液)は、私たちの身体の中で、とても大切な役割をしています。

  • 栄養素を、身体のすみずみまで運ぶ
  • 不要になったゴミ(老廃物)を、からだの外に排出する
  • 体温を調節する

1日の水分出納

私たちは、ふつうに生活していても、尿や汗、呼吸によって、1日に2.5ℓもの水分を、身体から失っています。これに対して、飲み物や食べ物から入る水の量も、1日あたり2.5ℓです。
だから、体液はいつも一定の量に保たれているのです。たくさん汗をかいたときに、のどが渇くのは、減った分の体液を回復させようとする、身体の働きによるものなのです。

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